真実を知る

初めての経験

この年齢になると、沢山の経験を積んできて「初めての経験」はなかなかない物ですが、先日、生まれて初めての経験をしました。

それは船からの魚釣り。自宅から海が近いこともあり、防波堤での釣りは、何度も経験があるのですが、船は初めてです。

行くと決めてからは、当日まで楽しみで仕方ありませんでした。最近はコロナでお出かけする機会もなくなり、何かイベントを計画することもほぼなくなり、ワクワクドキドキの感覚を忘れかけていました。

朝、6:30出港だったので、季節柄風も心地よく、漁場につくまでも、快適に過ごせました。

揺られること約10分程、まだ陸地がそばに見えます。「釣ってください」の合図で、釣りの始まりです。

私のイメージでは、沖に出て大きな魚を釣るというイメージだったので、こんな近場で釣れるのかと、半信半疑でした。

最初は魚が餌を突いているのか、波に餌と仕掛けが流されているのか、全く感覚がつかめませんでした。

餌をとられてばかりです。

でも何度か移動をして繰り返して釣るうちに、なんとなく感覚を掴んできました。そして…

本当の姿

※イメージ

急に竿が引っ張られ始めました。

「巻いて巻いて」と言われ、一生懸命巻きました。

そして、上がってきたのは、30cm位の、今まで見たことのないような美しい真鯛でした。太陽の光が真鯛にあたって、きらきらしています。

魚が好きで、釣りたての新鮮な魚を買いに、市内の「道の駅」によく行くのですが、こんなに美しい真鯛には、出会ったことがありません。

美しい姿は、他の魚からみても、憧れの存在なのではないかと、魚の世界を想像してしまいました。

魚を食べるのが好きで、真鯛の事も知ってる気になっていました。しかし、本来の真鯛の姿は知らなかったんですね。

その奥を考える

ピアノを始め、音楽の演奏はどうでしょう。

楽譜の中には沢山の「指示」が出てきます。「強く」「だんだんゆっくり」等々。

例えば、強弱記号の「ピアノ」。「弱く演奏するね。ああ知ってる知ってる」と思いがちですが、なぜ弱くするのでしょう。どんな「弱く」なんでしょう。

それはもちろん、曲によって違います。悲しさを表現したいから、弱くする? 寝ている人を起こさないようにする様子を演奏したいから、弱くする? タンポポの綿毛が飛んでいかないように、弱くする?


同じ「弱く」演奏する指示でも、その理由を考えてみる事で、「弱く」の演奏の仕方が変わってくるとおもいます。

小さな子供さんであれば、題名や曲を聴いたり演奏してみたイメージから、自分なりのストーリーを作ったり、絵に描いてみるのも分かりやすいと思います。

その意味を考え、「ピアノ」の奥にある、何故?を考えて演奏することで、その曲・その箇所の「ピアノ」を知る事ができ、その結果、本来の意味での「ピアノ」で表現する事ができますね。

LalaSora Musicでは、自分で考えてもらう事を大切にレッスンしています。考えるてもらうことは伝えるよりも時間はかかりますが、深い学びと「できた」「分かった」の喜び・自信に繋がり、また、考える習慣をつける事は、自立していく上でとても大切だからです。

是非、体験レッスンに参加してみませんか?